1週間ほど前に突然、お風呂のシャワーが出なくなってしまいました。前日まで普通にまわっていたハンドルが空回りするんです。
郵便受けに入っているチラシの業者は危ないので神戸市指定給水装置工事事業者から選んで電話するつもりでしたが、ネットで調べると素人が自力で修理した記事や動画があふれているんですよね。
それで私もチャレンジしまして、結果的に上手くいったので自分なりにまとめてみます。
TOTO混合栓 開閉バルブ交換
型番を確認、TMJ40CXだった
修理前のTOTOサーモスタット付き混合栓、TMJ40CXです。それなりの年月が過ぎておりハンドルが黄ばんでいます。この度故障したのは右側のハンドル。まわしても水やお湯が出なくなってしまいました。
Jがほぼ消えていますが、型番は「TMJ40CX」。
開閉ユニット部はTH577が使われている事がわかりました。
開閉ユニット部TH577と工具の購入
開閉バルブ(開閉ユニット部)とスペーサーだけ交換したら良いように思いましたが、ハンドル入っている3点セットを購入。
必要と思われし工具、ウォーターポンププライヤーも一緒に買いました。
Amazonにたくさんの取り扱いがある上コメントも多く、セルフで修理する人が多い事を知ってとても励みになりました。
動画で知った開閉バルブ軸の重要な点を確認
複数の動画やブログを見て、最も助かったのが、
この動画。
非常に重要なポイントを教えてくれました。
ここ。開閉バルブの軸の先端って、よーく見ると一部だけギザギザしていないんです。
上位にヒットするサイトであっても、この肝心の部分の説明がないものがありました。
ここを忘れないようにして実際の修理に入りました。
止水栓の角度を記録
止水栓を閉める前に撮影し、角度を記録しました。
修理後に開く時に便利です。
記憶出来る自信がなかったので油性マジックで印を付けたんですが、こすると消えてしまいそうだったので養生テープを貼ってから油性マジックで印を付けました。
止水栓のネジは締めるほどに奥に行くんですね。
何回締めたかをメモっておきました。
ハンドルを外す
ハンドルを、手で外側に引っ張って外しました。けっこう強い力でひっぱりました。
インデックスを外す
カランとシャワーのイラストが描かれているリング(インデックス)を手で優しく外しました。今回は割らずに済みましたが、
割ってしまってもAmazonに取り扱いがあるんですね。DIYして割る人が多いのかも?
ナットを外す
インデックスを外すと出てくるナットを外しました。このナットの幅が広くて手持ちのスパナでは対応出来ず、この度購入したウォーターポンププライヤーが活躍しました。
手前に回すと外れます。常識かもしれませんが私は知らなかったので記載しておきます。
またはめるので、向きを忘れないように(動画の受け売りです)。
スペーサーを外す
スペーサーを手で外しました。
すると、開閉バルブ(開閉ユニット部)の軸が見えてきます。開閉バルブも外さなくちゃいけないんですが、素手では無理です。
開閉バルブ(開閉ユニット部)を外す
軸をウォーターポンププライヤーで挟み、手前と奥にねじりながら引っ張ると外す事が出来ました。
新品のスペーサーと開閉バルブをセット
新品のスペーサーと開閉バルブをセットしました。スペーサーの出っ張りを開閉ユニットのへこみにはめるんですが、カッチリはまりこむわけではありません。
スペーサーと開閉バルブを混合栓に入れる
セットしたスペーサーと開閉バルブを混合栓に入れます。簡単にズレてしまうので気をつけました。
スペーサーと混合栓を写真の通りに合わせました。
で・・・
この時はまだ、バルブの軸の先端上部はギザギザ(フラットではない部分)なんですね。
これが重要です。
というのも、先に軸の先端上部をフラットにしてから混合栓に入れると、すごく堅くて奥まで入らないんです。当然、ナットを締める事も出来ません。
私はここですごく苦労しました。30分ほども入れたり出したりを繰り返して。
ですが解決しました。
ナットを締める
まず、バルブの軸の先端上部はギザギザのままナットをはめて締めたんです。ナットは手で軽く奥に回してからウォーターポンププライヤーを使いました。
この時、スペーサーの板バネ(金色の金属)が上部にある事を確認しました。
【重要】開閉バルブの軸をねじってフラット部分を上にする
ナットを締めてから、開閉バルブの軸をウォーターポンププライヤーでねじり、フラット部分を上に合わせました。
仕上がったのがこちら。頑張りましたが、わかりやすい写真を撮る事が出来ませんでした。
軸は素手ではねじれず、ウォーターポンププライヤーを使ってもやや力が要りました。
先にも述べた通り先にフラット部分を上に持ってくると混合栓の奥まで入れる事が出来なくなるし、あとからねじっても力が要るんですから、すごく重要なポイントだと思います。ここを忘れると水漏れなどするかも?
ナットの上にインデックスをはめる
ナットの上にインデックスをはめました。
・開閉バルブの軸の先端が上
・スペーサーの板バネが上
である事を確認しました。
古いスペーサーに板バネがなかった事が判明
新しいスペーサーと古いスペーサーを並べてみると、古いスペーサーには板バネがない事に気付きました。この板バネのおかげでハンドルをまわした時にカチッと音がするそうなので、バネがなければハンドルが壊れても当然かと。
ちなみに外れた板バネは行方不明のままです・・・
ハンドルをはめる
ハンドルをはめました。
ハンドル内部の出っ張りを、スペーサーの板バネに乗せるようにしてはめるとうまくいきました。
止水栓を開く
止水栓を開きました。
回転数をメモっていた事と印を付けておいた事が役に立ちました。
動作確認し、交換終了
ドキドキしつつ動作確認しまして、空回りしていたハンドルが手応えあるように回るようになり、
シャワーも出ました。
大成功です。
交換した部品です。新しいハンドルがやたら白く見えました。
ハンドルは古いものも使えたんですが、新品に交換する事により自分で修理した事がわかりやすくて良い記念になりました。
コメント
六甲道在住様
今日無事修理出来ました。
フラット部分のポイントに注意しました。
お陰様で短時間で完了しました。
有難うございました。
ミュウさん、無事修理出来たそうで良かったです。
私はフラット部分のところでつまづき、複数のブログや動画サイトをさまよってようやく解決しました。なので私の記事を見てくださった方には私の記事だけで解決出来るように工夫したつもりです。実際に役立った方がいてとても嬉しいです。
私が自分で修理してから1年半以上過ぎましたが今もすこぶる調子良いです。なのでミュウさんの混合栓もきっと大丈夫かと。
コメントをありがとうございました。